
事実と思いの区別
2016.08.16 09:20
こんにちは。
この時期、花火大会が各地で開催されていますね。みなさんは、花火と聞いてどのような「思い」がありますか?
「きれいだなぁ」とか、「楽しいなぁ」とか。
子どもの頃を思い出して懐かしくなったり、楽しくなったり、人混みで大変だなぁと思ったり。みなさん、様々な思い出がよみがえってくるのではないでしょうか。
実は似たような感想が出たとしても、私たちは一人ひとり培った経験が違います。
子どもの時友達と見た花火。
家族と見た花火。
恋人と見た花火。
テレビで見た花火。
家の縁側や公園でした花火。
その時に感じた「思い」というものは人さまざまです。
そこで、質問です。
では、「思い」と別に「事実」とはなんでしょう?
「思い」はみなさんが感じた、感動や感情、「きれいだなぁ」「楽しいなぁ」「懐かしいなぁ」などです。
「事実」はあっけないですが、「花火」をやっていたとか「花火」を見ていたということ。
心の世界では、「事実」と「思い」の区別が大切です。
私たちは、生まれたときから様々な経験をします。
楽しいことや嬉しいこと。怖いことや悲しいこと。笑ったり、泣いたり、怒ったり。
このように、たくさんの経験をしながら、一人ひとり独自の世界観を作っていきます。
つまり、自分の世界観は、他人の世界観や「事実」とは違うものです。
「自分の世界観」は言い換えると「主観」とも言えます。主観とは「自分視点」の世界ですね。
そこには、「思い」が必ずといっていいほどついています。
私たちは、この「自分視点」をもって世界を瞬時に判断していきます。
私たちは、経験から学んで判断することを自然とおこなっているのです。
この「主観」「自分視点」「思い」が、ポジティブに働いていればいいですが、ネガティブに働くこともあります。
例えば、以前こんな方と出会いました。
・「血液型A型」の人は苦手なんです…。
この方は、今まで嫌なことをされた人達の血液型がA型だった経験を持っています。
偶然このようなことが起きただけでも、私たちの脳はものすごいスピードで「一般化」という学習をします。
そのおかげで、このような思い込みが出来上がります。
でも、世の中の血液型A型の人は実際どれだけの数いるでしょう。
この方にとっても将来ずっと「A型の人を避けて人付き合いをすること」は大変な苦労を伴います。まして、現実的ではありません。
このように、もしも「事実」と「思い」が混ざり合ってネガティブな世界を作っているのであれば、区別した方がいいでしょう。
血液型だけでおびえるような世界からは抜け出した方が、より楽に自由な人付き合いができるはずです。
この場合、「思い」は
・血液型A型の人は苦手
「事実」は
・嫌なことをした人の血液型がA型で重なっただけ
ということです。
このように、「事実」と「思い」を区別することが出来ると、もっと気軽に生きることができるのではないでしょうか^^
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